子どもが伸びる中高一貫校はどこか? 話題の学校の中から湘南白百合学園中学・高校の取り組みを紹介する。


22年度から高校の学習指導要領で必修化された「総合的な探究の時間」では、自ら学び、自ら考える力の育成が求められる。
大学からも評価が高い探究型の授業を行うのが湘南白百合学園中学・高校だ。1936年創立の女子校で、全国にある白百合学園の姉妹校である。「伝統的なお嬢様校のイメージばかり抱かれがちだが、生徒は明朗快活で自発性に長けたタイプが多い」と水尾純子教頭は語る。
探究の授業は中1〜高2まで週2時間ある。中1では「身近な課題を発見し考える」をテーマにグループワーク。中2は「平和」をテーマに論文作成の調査手法を体得する。中3は「環境」をテーマに実験も実施する。英語でまとめる、互いに批評し合うなど、問いを立て解決するための資質・能力を多角的に養う。こうしたスキルを基に、高校では個々人が設定したテーマで論文を書く。
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