有料会員限定

「最新!子どもが伸びる学校③」湘南白百合学園 理系進学率は約50%、東大理3への合格実績も

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 最新
拡大
縮小

子どもが伸びる中高一貫校はどこか? 話題の学校の中から湘南白百合学園中学・高校の取り組みを紹介する。

リリースペースでくつろぐ生徒たち
生徒たちがデザインした「リリースペース」は憩いの場だ(撮影:大澤 誠)

特集「中高一貫校 新序列」の他の記事を読む

首都圏では中学受験者数が9年連続で増加、受験率も過去最高と「空前の中学受験ブーム」が起こっている。ICT対応への的確さや新大学入試への安心感が人気の背景だ。『週刊東洋経済』7月18日発売号では「中高一貫校 新序列」を特集。徹底取材に基づく「最新序列」や「注目の学校」、首都圏・関西・中部483校の校風&実力データなど、多様化する学校選びに役立つ情報を盛り込んでいる。
『週刊東洋経済 2023年7/22特大号(中高一貫校 新序列)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

22年度から高校の学習指導要領で必修化された「総合的な探究の時間」では、自ら学び、自ら考える力の育成が求められる。

大学からも評価が高い探究型の授業を行うのが湘南白百合学園中学・高校だ。1936年創立の女子校で、全国にある白百合学園の姉妹校である。「伝統的なお嬢様校のイメージばかり抱かれがちだが、生徒は明朗快活で自発性に長けたタイプが多い」と水尾純子教頭は語る。

探究の授業は中1〜高2まで週2時間ある。中1では「身近な課題を発見し考える」をテーマにグループワーク。中2は「平和」をテーマに論文作成の調査手法を体得する。中3は「環境」をテーマに実験も実施する。英語でまとめる、互いに批評し合うなど、問いを立て解決するための資質・能力を多角的に養う。こうしたスキルを基に、高校では個々人が設定したテーマで論文を書く。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
中高一貫校 新序列
通塾開始時期や時期別の勉強内容が一目瞭然
志望校や子の性格、家庭環境を踏まえて選ぶ
自己アピールなど多様化、新大学入試を先取り
国や自治体の助成や固定費の削減策も検討を
「探究」活動支援、理工系大学の評価高まる
男女別学、系列校…、独自の教育に高い評価
「本物」に触れる学び重視、東農大との連携も
理系の学生が増加、物理など専門教員が指導
理系進学率は約50%、東大理3への合格実績も
教科横断型授業など新たな取り組みで興味刺激
共学化で校名一新、全教科で問題解決型学習
元麹町中の工藤校長就任、数学は一斉授業廃止
国際バカロレア教育で探究力、協働力育てる
探究からキャリア教育まで神戸大と連携深める
国公立へ4割が合格、企業と連携した探究学習
23年に中学新設、真の国際人の育成目指す
御三家を脅かす学校や新興校の台頭が著しい
京阪神に強い別格校の地位は安泰ではない
首都圏、関西、中部の学校の実力を総まくり
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内