三井住友FGトップが金利上昇後の預金について明かした。

太田 純(おおた・じゅん)/三井住友フィナンシャルグループ(FG)社長。1958年生まれ。82年京都大学法学部卒業後、住友銀行入行。三井住友銀行専務、三井住友フィナンシャルグループのITイノベーション推進部担当役員、副社長・グループCFOなどを経て、2019年4月から現職。(撮影:尾形文繁)
『週刊東洋経済』7月10日発売号では「逆襲の銀行」を特集。金利上昇や株主圧力を受け、リテール改革などでメスを入れる銀行を特集した。
──個人向け金融サービス「オリーブ」の滑り出しは。
非常に好調だ。3月の受け付け開始以降、約60万口座の申し込みがあった。オリーブによって銀行やカード、消費者金融、証券、保険といったサービスがアプリでつながる。唯一欠けていたポイントサービスも、Tポイントとの統合でよいシステムができた。
実店舗は抜本的に変えていく。行員は4、5人程度しかおらず、キャッシュを扱わない代わりに、オリーブの申し込みや使い方の伝授に特化した軽量店舗「ストア」だ。立地も駅前よりショッピングモールがいいだろう。リテール店舗は現在約400あるが、今後はストアを中心にしたい。
預金が儲かる商品になる
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