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現場ルポ!神奈川、長野、青森で地銀再編の今 店舗の半減、顧客の不安など、悩みも尽きない

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神奈川、長野、青森県の地銀再編について最前線をお届けする。

握手をする横浜銀行の片岡達也頭取と神奈川銀行の近藤和明頭取
規模を追う最大手の横浜銀行と、生き残りに不安を抱いた神奈川銀行。この組み合わせは今後も続くか(記者撮影)

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『週刊東洋経済』7月10日発売号では「逆襲の銀行」を特集。金利上昇や株主圧力を受け、リテール改革でメスを入れる銀行などを特集した。

 

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小規模地銀が生存戦略を探る神奈川

6月29日、地方銀行首位級の横浜銀行は、同じ神奈川県地盤の神奈川銀行を完全子会社化した。規模を追う横浜銀行と、独力での生存に懸念を抱いた神奈川銀行。両者の思惑が合致した。

「株式取得も視野に入れた提携ができないか」。きっかけは2022年8月、横浜銀行の片岡達也頭取が神奈川銀行の近藤和明頭取に申し入れたこと。メガバンクや信金信組、隣県地銀まで入り乱れる県内の足場固めが視野にあった。横浜・神奈川両行で顧客や店舗立地の重複が少ないことも幸いした。

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