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みずほトップ「日本背負う中小企業を支える」 日本経済が成長しないからは言い訳に過ぎない

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みずほトップが日本経済活性化について熱く語った。

みずほFG社長の木原正裕氏
木原正裕(きはら・まさひろ)/みずほフィナンシャルグループ(FG)社長。1965年生まれ。89年一橋大学法学部卒業後、日本興業銀行入行。みずほ証券リスク統括部長などを経て、2020年みずほフィナンシャルグループ常務執行役員企画グループ副グループ長。21年執行役常務グローバルプロダクツユニット長。22年2月から現職。(撮影:今井康一)

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『週刊東洋経済』7月10日発売号では「逆襲の銀行」を特集。金利上昇や株主圧力を受け、リテール改革などでメスを入れる銀行を特集した。
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──社長就任から1年が経ちました。これまでの取り組みは。

3つに注力してきた。1つはシステム障害の再発防止。業務改善計画は3月末までにやり遂げて、今はそれを定着させている。2つ目はカルチャー改革。2022年に現場と対話したときはネガティブな意見が多かった。が、4月に1週間かけて九州や山陽、関西など15〜16カ店を回った際には、ポジティブな意見が目立った。改革はまだ2〜3合目だが、社員が自発的に発言、行動できる環境を作っていきたい。そして3つ目が企業理念と中期経営計画の策定だ。

──その中計では、大企業・中堅企業向け取引に力点を置きました。

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