1日10分で体が変わる循環系ストレッチの威力 体脂肪率・骨密度・自律神経のバランスも改善

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病気やけが等で自覚症状のある人を有訴者といいますが、日本人の有訴率トップといえば肩こりで、そのおもな要因の一つが筋肉の緊張による血流の悪化です。

筋膜は温度の影響を受けて変化しやすい

こりや痛みの症状は血流の“SOS”。筋肉は緊張すると血管を圧迫するため、血流が悪化します。血管には疲労物質などが溜まってうっ血状態に。さらに酸素や栄養素が不足し、それに危機感を覚えた脳は痛み物質を分泌する、というわけです。

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循環系ストレッチで血流を促す動きを繰り返すと、酸素と栄養素が体のすみずみまで行き渡り、疲労物質は排出されます。こりや痛みはもちろん、だるさも軽減されるでしょう。また、こりや痛みは「筋膜」で感じるものです。筋膜とは文字どおり筋肉を包む膜で、全身の筋肉とつながっています。

筋膜が硬くなると筋肉も徐々に硬くなり、痛みの要因。筋膜は温度の影響を受けて変化しやすいので、循環系ストレッチを行うと体温が上がり、拘縮した筋膜がゆるみます。つまり筋肉の抵抗性が下がるので、一時的に柔軟性がアップし、よく伸び縮みするようになるのです。

中野 ジェームズ 修一 フィジカルトレーナー

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なかの じぇーむず しゅういち / Shuichi James Nakano

1971年生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士。アディダス契約アドバイザリー。日本では数少ない、メンタルとフィジカルの両面を指導できるスポーツトレーナー。トップアスリートや一般の個人契約者の、やる気を高めながら肉体改造を行うパーソナルトレーナーとして数多くのクライアントを持つ。現在は大学駅伝チームのトレーナーも務めつつ、講演会なども全国で精力的に行っている。 おもな著書に、『下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」』(だいわ文庫)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、などがある。株式会社スポーツモチベーション

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