中国自動車大手が「水素エンジン」に寄せる期待 広汽集団、将来は大型トラックから普及目指す

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とはいえ、水素エネルギーを商用ベースで本格普及させるには、まだ多数のハードルを乗り越えなければならない。

イベントで披露された広汽集団の試作品の数々(写真:同社ウェブサイトより)

水素の製造、貯蔵、輸送、(車両への)充填の各段階で、技術面やコスト面の難題を抱えているためだ。

水素ステーションの数はまだわずか

業界団体のデータによれば、中国国内の水素ステーションは2022年末時点でわずか358カ所しかない。

本記事は「財新」の提供記事です

広汽集団を含む中国の自動車業界で、大型トラックなど商用車からの普及を目指す考えが主流なのはそのためだ。

しかし現時点の広汽集団の主力は乗用車であり、商用車の生産・販売はごくわずか。そんななか、具体的な水素戦略をどのように進めるのか、真価が問われるのはこれからだ。

(財新記者:戚展寧)
※原文の配信は6月27日

財新編集部

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Caixin

2009年設立の財新は中国の経済メディアとして週刊誌やオンライン媒体を展開している。“独立、客観、公正”という原則を掲げた調査報道を行い、報道統制が厳しい中国で、世界を震撼させるスクープを連発。データ景気指数などの情報サービスも手がける。2019年末に東洋経済新報社と提携した。(新型肺炎 中国現地リポート「疫病都市」はこちらで読めます

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