44歳「浜崎あゆみ」に若者たちが心奪われる背景 ファッションだけではない、AYUの沢山の魅力
今年、デビューから25周年を迎えた浜崎あゆみ(44)。この春にも渋谷109をジャックして話題になった。2000年にリリースされた『Duty』の衣装を彷彿とさせる、ヒョウ柄のミニドレスに身を包んだ109の広告写真はまさに圧巻。
館内BGMにも浜崎あゆみの曲が使われており、2000年代初期の曲が流れると、一瞬「平成」に戻ったような懐かしさがこみあげてきた。
109では浜崎あゆみグッズを販売する、ポップアップストアもオープン。平成時代にはやり、最近復刻したアパレルブランド『LOVE BOAT』とのコラボグッズも販売された。『LOVE BOAT』とのコラボグッズは話題になり、瞬く間に売り切れた。
ポップアップストアを訪れて意外だったのは、筆者と同世代だけではなく、Z世代の姿も多かったということだ。
そこでは、歴代のファッション雑誌の表紙が飾られ、自撮りではしゃぐZ世代の姿が印象的だった。なぜ、浜崎あゆみはZ世代の心も掴むのだろうか。
金髪ショートなどさまざまな流行生み出す
浜崎あゆみは1998年に『poker face』でデビューした。デビュー当時から「注目すべきアーティスト」として、たびたびティーン誌に紹介されていたが、浜崎あゆみが女子高生のカリスマとして一気にスターダムに登り詰めたのは、1999年にリリースされたデビューアルバム『A Song for ××』がヒットしたためだ。約145万枚もの売り上げで、ファッションアイコンとしても注目の的になっていった。
浜崎あゆみは、金髪のショートカットヘアからヒョウ柄、メーキャップ、ネイルなどさまざまな流行を生み出してきた。
だが彼女が時代のカリスマとして、ティーンから絶大な支持を集めたのは、たびたびメディアで吐露される彼女自身の姿への共感と尊敬の念があったからなのではと筆者は思う。
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