"嫌われる人"の「SNS発信」よくある4大共通NG 「うまくいく"投稿のコツ"」もあわせて紹介!

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3. 「自分だけ」の一方通行な発信のみ

「では、自分のオリジナリティーや個性を存分に打ち出して投稿しよう」と意識し、うまくやれたとしても、まだ理想的なSNS運用に届いていないかもしれません。

それは、「オレがオレが」と、自分の発信ばかりに力を入れ、独りよがりになってしまっている場合です。

現実世界でも、人の話を聞かず、自分の話しかしない人は好かれません。それはSNSの世界でも同じです。

SNSでは、気合を入れてがんばろうとする人ほど、自分の発信だけに力を入れがちです。

他者の投稿には興味を持たず、相互コミュニケーションではなく、たんなる一方的な発信に終始してしまうのです。

SNSは「アルゴリズム」によって動いている

そしてこれは、たんに人から「好かれる」「好かれない」という話ではありません。

SNSの世界は、アルゴリズムによって動いています。あまりにアルゴリズムを意識しすぎるのもよくないでしょうが、やはり最低限は押さえておかないと、ムダな時間を多く使ってしまうことになりかねません。

SNS運営会社の立場に立ってみれば、「他者に貢献し、場を盛り上げてくれるユーザー」はありがたいものです。そういったアカウントが伸びて、より大きな働きをしてくれるようにアルゴリズムを調整します。

だから、他者に対し、積極的にリアクションやコメントを付けるアカウントには「ボーナス」が与えられるのです。

たとえばシンプルな例をあげると、AさんがBさんに「いいね」をすると、その後、BさんのタイムラインにAさんの投稿が多く表示されることになります。これが「ボーナス」の一例です。

SNSのアルゴリズムの一例。AさんがBさんに「いいね」をすると、その後、BさんのタイムラインにAさんの投稿が多く表示されることになる

このように、SNSには「他者に貢献すればするほど、自分にもベネフィットが返ってくる」というロジックが組まれています。

実社会の人間関係においても「TakeよりもまずはGiveする」精神が重要だといえるでしょう。SNSの場合は、それが理想だということにとどまらず、実際の仕組みがそのようになっているのです。このことは、ほとんどのSNSプラットフォームに共通する方針です。

その意味では、SNSアルゴリズムとは結局、自然の摂理や人の社会のあり方をロジック化したものにすぎないともいえます。

人が集まるコミュニティーにおいて、常識的かつ好ましい行動を続けると、そのぶん正しく評価され、信頼もされるということです。

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