リフォームは快適な老後への投資
築40年、10坪あまり、人生で初めて小さな家を持つことになりました。買ったときは65歳。72歳を控えた日、懸念の階段の手すりを取り付けました。
わが家は、買ったときにはリフォームしてありましたが、一番心配だったのは、階段に手すりが付いていなかったことでした。
わが家を訪れるほとんどの人が「わあ、階段、急ですね」「怖い」「危ない」「手すりを付けたほうがいい」とアドバイスしてくれます。
引っ越した当時は、この階段のためにプチうつにかかったほどです。というのも引っ越し前に「階段から落ちて怪我をした」という知人の話を聞き、「ああ、私もそのうちこの階段から落ちて怪我をするなあ」と思い込んだのです。
プチうつの原因は階段のせいだけではありません。前のアパートは窓からの眺めに公園の青々とした樹木が広がっていました。今は隣の家の灰色壁。暗く狭い空間に閉じ込められているようで気がめいったのです。
懸念の階段もそのうち慣れてきました。プチプラ生活のお陰で心身ともに丈夫になり、足腰の運動になると前向きに捉えられるほどになったのです。
それでも急な階段は先を考えるとやはり心配です。自分で手すりを付けるつもりであれこれ調べてみました。のこぎりや金づちなどの道具は一応そろっています。それを使ってと企(たくら)んでいたのですが、手すりに素人仕事は危ない。
では、どこに依頼したらいいのか。見当もつきません。
そこで、区のシルバー人材センターに電話をしてみることに。区の施設なので、料金も含めなにかと安心と思ったわけです。
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