生命保険は入ったほうがいいのか、入らなくてもいいのか。お金関係の本には、こんな話題がよく載っています。私は「月5万円で暮らす」という事態になったとき、毎月払っていた保険1万5000円を解約しました。支出のなかでは一番大きい金額だったからです。
思い切って生命保険を解約
60歳までは毎月2万5000円、還暦時にこの金額に変更しました。保険の契約内容は病気保障もついていて、80歳まで払えば、後は払う必要はなく、死亡時に500万円出る契約でした。
死んだ後も、葬式やお墓などでお金はかかります。
一般的には、葬儀・お墓は300万、遺品整理にも10万から50万といわれています。現代では葬儀も多様化してきていますから、一般葬ではなく、親族だけで行う家族葬、通夜を行わない一日葬、お通夜や葬儀・告別式は行わず火葬のみの直葬・火葬式などもあります。
お墓に関しても、最近は特定の樹木の下に遺骨を埋めて供養する樹木葬や遺骨をまいて供養する散骨などもあります。
私自身の葬儀、墓については樹木葬がいいと一度見学に行きました。両親の墓は地方にあり、子どもたちも私もお参りに行くにも一苦労。私は簡素な葬儀とお墓が希望。すでに申し込んだという知人もいて、私もそろそろだわと息子に話すと、そんな話はまだしたくないのか、近郊に新しい墓を建てたいのか「ちょっと待って」との返事で今は保留中です。
いずれにせよ、葬儀などで合わせて500万円くらいはかかります。そのくらいは子どもたちに残したいと思っています。
そんな「死後の経費」を考慮した上で、保険は継続か解約か、かなり悩みました。解約に当たり、まず計算してみたところ、80歳まで払うとして1.5×12×11=198万円(69歳当時)です。
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