「老後破産の危険度」がグッと増すパターン3つ 70歳以上の「平均」資産保有額は高いけれど…
老後は、今までなかった問題が次々と降りかかってきます。健康や家族に関してなどさまざまな心配事がありますが、やはり現実問題として心配なのは「お金」でしょう。
実際のところ、老後のためにはどれくらい貯金をすればいいのか? いざとなれば土地や家を売ればいいのか? 「老後問題解決コンサルタント」として多くの相談を受けてきた横手彰太氏に聞きました。
実際のところ、老後のためにはどれくらい貯金をすればいいのか? いざとなれば土地や家を売ればいいのか? 「老後問題解決コンサルタント」として多くの相談を受けてきた横手彰太氏に聞きました。
※本稿は『老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの…? で、私はどうすればいいの??』より一部抜粋・編集したものです。
70歳以上の資産保有額は意外に少ない
70歳になると、仕事をしている人はほとんどいなくなります。多くの人が65歳からもらう年金収入をあてにした生活になります。体調も思ったほど悪くないため、高齢者という言葉にまだ慣れない年齢かもしれません。
ただ、これから一気に医療費と介護費がかかる嵐の前の静けさにすぎません。健康が失われると、お金も一気に失われるのです。
生活費が予定よりオーバーしていないか。増えるはずだった投資信託の残高を見るのが怖くなってはいないか。今まで家計を振り返ってこなかった人は、必ずこの時点で資産保有額をしっかりと把握しなくてはいけません。赤字家計を続けて、預貯金をどんどん取り崩し、気づいたら残高が100万円を切っている……。そんなことになってしまうと、生活保護に陥りかねません。
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