日本の大学生が知らない「グローバル就活」とは 「海外インターンシップ」の体験事例を紹介

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プログラムを通してさまざまなことを学びましたが、その中でも最も大きな学びが、自分の常識は他の人や世の中の常識とは違うということでした。これは、ベトナムでビジネスをゼロから作ろうとする際にも、他のインターンシップ参加者や現地の人と対話する際にも、痛感させられたことでした。地理的な意味のみならず、他の国の文化や他者理解という意味でも、「世界は広い」と気づくきっかけになりました。

また、周りと自分との違いを知る中で、自己理解も深まりました。自分は他の人と何が違っていて、どのような個性を持っているのか。その個性を発揮して、何のために、自分の限られた命を使っていきたいのか。こうした本質的な問いと向き合うことの重要性を10代のうちに知ることができたことは、その後の人生の財産となりました。

ベトナムホイアンでのインターンシップの様子(写真:旅武者)

深く自分と向き合うプロセスを踏むこと

一方、インターンシップ後に挑戦したアメリカでの長期留学では、大きな挫折を経験しました。日本で複数のインターンシップを経験し、「自分は海外でも通用するはずだ」と自信満々で留学に挑みましたが、言語も含め、想定していた以上に壁は厚いものでした。

留学中に挑戦しようと思っていたインターンシップも、成果を出すことはおろか、機会を得ることにすら苦戦しました。こうした状況の中で、苦しみながらも自問自答を続け、嫌な部分も含め自分を見つめ直した時間が、今振り返ると一番実があったように思います。大学生活ではこれ以外にも数々の貴重な経験ができ、外の世界に繰り返し飛び出し、そこで得た発見を基に徹底的に内省を繰り返しました。

結果、納得のいくファーストキャリアを選択することができ、これまでの海外経験が評価され、社会人2年目から海外赴任のチャンスが得られました。学生時代に比べてパワーアップした自分で「今度こそスムーズにやり遂げてみせる」と意気込んで渡航しましたが、結局はまた、今まで経験してきたのと同じように、新しい世界に驚き、苦しみ、深く自分と向き合うプロセスを踏むことになりました。

次ページ自問自答の末、自信を得た
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