日本の大学生が知らない「グローバル就活」とは 「海外インターンシップ」の体験事例を紹介
しかし今度は、仕事で成果を出せたことでそのステージを突破し、グローバルな世界でもやっていけるという自信をつけることができました。自分の知らない世界に飛び出す経験は、私の人生をずっと広く、深く、面白いものにしてくれました。自分の世界が広がっていく感覚に病みつきになってしまった私は、今後の人生でもこの感覚を追い求め続けるのだと思います。(協力:株式会社旅武者)
新興国ベトナムでゼロからビジネスを立ち上げる経験は、2週間という短期間であってもかなりの負荷がかかります。PDCAサイクルを回しながらチームで企画を進めた経験は、失敗や衝突も含めて、グローバル就活を進める際のアピールにつながります。K.F.さんがインターンシップの経験に留学を加えたところも、独自性がアップするポイントでした。
グローバル就活に昇華させる方法
今回2つの海外インターンシップの事例をご紹介しましたが、グローバルな就職においては、「Work Experience」はとても注目度の高い項目です。なぜなら世界標準の働き方を知っているかどうかが、グローバル企業にとって英語力以上に重要なポイントだからです。
また体験談のような経験を通して、学生はコミュニケーション能力やチームワーク、問題解決能力といったソフトスキルを向上させるので、企業にとっても魅力的な人材の候補と言えます。
これらの意味において海外インターンシップの経験が重要であることに間違いありません。ただそれだけでは、世界標準の就活としてはあと1歩足りないと私は考えます。日本の多くの大学で海外インターンシップを導入しているにも関わらず、グローバルな就職活動への支援に苦戦しているのにはインターンシップ前後の要素が不足しているのです。
それでは、グローバル就活とは一体どういうものなのでしょうか。例えば、海外の外資系企業に就職を考えている場合、シンプルに考えると必要なことは次の3つとなります。
・海外での就業経験を積む
・面接をしてみたいと思わせる英文履歴書を作成する
・英語面接対策をする
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