大成功を収めたものはすべて、最初はほんの小さい、一極集中のものだった。
君がビジネスで、年間10万ドル稼ぐことが目標であっても、未来のウーバーになるのが目標であっても、1000人の忠実なファンを見つけることで、初めの一歩を踏み出せる。
僕は、自分自身の急激な成長と、大成功を収めているスタートアップ企業の多くで、これを目の当たりにしてきた。
君が本当に望んでいることはなにか?
彼らは初め、100人から1000人をターゲットに狙いを定め、自分たちの手におえて、かつ費用対効果の面でも望ましい人数を獲得するために、受け取ったメッセージを基に、ターゲットを絞り込み、ビジネス業態を変化させていった。
そこで、自分自身にこんな質問をしてほしい。
「10億ドル規模のビジネスを立ち上げようと思っているのに、どうしてたった10万ドルの売上げを目指しているのか?」
そこには2つの理由がある。
1つは最初から前者を目指せば、1000人の忠実なファンとの強いきずなを放棄する結果になってしまう。
1000人のファンは、業界のメインストリームに打って出るための、もっともパワフルなマーケティング戦力の役目を無料で果たしてくれるのに。
そうした主要な武器を持たない君は、おそらく失敗するだろう。
2つ目は、本当に大企業を立ち上げて経営していきたいと思っているか?ってことだ。
多くの人にとって、それは楽しい経験にはならない。君をクタクタに疲れさせる厳しい主人がいるようなものだ。
確かに、なかには難局をくぐり抜けて、ジェットコースターに乗っているような状況を楽しめる、エース級のCEOたちは存在する。しかし彼らは例外だ。
「1000人の忠実なファン」の批評として、ミュージシャンがよく口にするのが、次のセリフだ。
「そう言うけど、僕はアルバム1枚、10ドルでしか売れないし、1年に1枚作るのがやっとだ。それじゃ1万ドルにしかならないし、食べていけない。『1000人の忠実なファン』の理論は、残念だけど僕には当てはまらない」
無料会員登録はこちら
ログインはこちら