「言いたいことが伝わらない人」と伝わる人の差 「事実」と「意見」、両方を意識して話せているか
つまり、事実のみを伝えると「だから何なんだ?」と意見が求められ、意見のみを伝えると「大元の事実は何なんだ」と事実が求められることになります。したがって、事実と意見どちらか一方のみでよいということではなく、両方を揃えて、伝えるということを意識していくようにしましょう。
意識すべき3つのこと
A 「昨日のセミナー、アンケートの満足度は4.8点だった」
B 「昨日のセミナーは、好評だった」
「昨日のセミナー、アンケートの満足度は4.8点でした」、これは「4.8点」という事実が語られていることになります。4.8点という事実は、どういう意味合いで捉えればよいのか、意見が必要です。好評だったと解釈してよいのか、いつもとあまり変わらないのかについて言及する必要があります。
「昨日のセミナーは、好評だった」、これは「好評」という解釈が入っているので、意見になります。すると、考えなければならないことは、何をもって好評と言っているのか。例えば、5点満点の満足度アンケートの結果が平均で4.8点であったといったことが考えられます。
事実と意見を揃えて伝えると「昨日のセミナー、満足度アンケートの参加者平均4.8点と好評でした」となります。
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