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「言いたいことが伝わらない人」と伝わる人の差 「事実」と「意見」、両方を意識して話せているか

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  • 岡 重文 グロービス経営大学院教授
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つまり、事実のみを伝えると「だから何なんだ?」と意見が求められ、意見のみを伝えると「大元の事実は何なんだ」と事実が求められることになります。したがって、事実と意見どちらか一方のみでよいということではなく、両方を揃えて、伝えるということを意識していくようにしましょう。

意識すべき3つのこと

1 自分の言っていることは、事実なのか意見なのか、確認する
2-A 事実の場合は、その事実に対して自分がどのような意見を持っているのかを明らかにする
2-B 意見の場合は、何がその意見を導き出している事実だったのかを明らかにする
3 事実と意見を揃えて、伝える
1 自分の言っていることは、事実なのか意見なのか、確認する

A 「昨日のセミナー、アンケートの満足度は4.8点だった」

B 「昨日のセミナーは、好評だった」

2-A 事実の場合は、その事実に対して自分がどのような意見を持っているのかを明らかにする

「昨日のセミナー、アンケートの満足度は4.8点でした」、これは「4.8点」という事実が語られていることになります。4.8点という事実は、どういう意味合いで捉えればよいのか、意見が必要です。好評だったと解釈してよいのか、いつもとあまり変わらないのかについて言及する必要があります。

2-B 意見の場合は、何がその意見を導き出している事実だったのかを明らかにする

「昨日のセミナーは、好評だった」、これは「好評」という解釈が入っているので、意見になります。すると、考えなければならないことは、何をもって好評と言っているのか。例えば、5点満点の満足度アンケートの結果が平均で4.8点であったといったことが考えられます。

3 事実と意見を揃えて、伝える

事実と意見を揃えて伝えると「昨日のセミナー、満足度アンケートの参加者平均4.8点と好評でした」となります。

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【人はなぜ異なる意見を持つのか】

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