「武田家が滅亡」裏切り者が続出した"きっかけ" 窮地に立たされた勝頼、信用を失ったその理由
甲斐の府中(甲府市)に人質としてあった梅雪の妻子は、雨夜に紛れて密かに脱出させたという(2月25日)。梅雪は武田一族であり(生母は武田信玄の姉)、その裏切りは武田勝頼にとってショックだっただろう。
重臣にも裏切られた勝頼
梅雪が織田方に降ったことによって、甲斐への進軍は容易となった。勝頼は新府に戻るが、館に火をかけ(3月3日)、重臣の小山田信茂を頼ろうとした。
しかし、信茂にも裏切られて、3月11日、追い詰められた勝頼は、妻子とともに田野(甲州市)で自害して果てる。名族・武田家はついに滅亡した。
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら