家が欲しいのに買えない人に共通する「4大傾向」 なかなか決断できない人が陥りがちな思考とは
あまりにも理想の住まいにこだわって厳選して購入したつもりでも、「ちょっと違ったかな」という場合も多々あります。なので、僕は、ほどほどに理想に沿っている物件こそ、現実的に手に入れられる中ではイチオシではないかなと考えています。
賃貸住宅なら、「気に入らなかったり困ったりしたら、引っ越せばよい」という気楽さがある。これもよく耳にします。一方で購入すると、なかなか身動きができなくなる恐怖がある、それもわかります。ただし、次のように考えることだってできます。
家を買うのは時間もお金もかかりますし、手間のかかる作業です。でもそれを乗り越えてきたこともあり、ご近所さんとは揉めたくない気持ちは、賃貸住まいの時よりも強いはずです。同じことを考えているご近所さんだって多いでしょう。すると、お互いに迷惑を掛けないようにしようという気持ちが生まれやすいのではないかと思います。結果として、長く住めることにもつながるでしょう。
また、災害時の備蓄を町内会が持っていたり、コミュニティができていたりと、持ち家の場合は地域の支えも期待できます。災害大国ニッポンに住む以上、防災面のリスクも考えたいものです。
僕が「『衣食住』の『住』の部分が自分のものになっているのは、すごく安心しますよ」とお伝えしても、「そんなの精神論じゃないか」と反論してこられる方も多いです。
思い込みを外してみると、選択肢が広がる
精神論というか思い込みという点では、 頭から「自分は家なんて買えない」と思っていらっしゃる方がたくさんいます。実際には、そんなに収入が多くなくても住宅ローンの審査は通ることが多いのに……。今の低金利を考えたら、賃貸で住むより買ったほうが月々のランニングコスト自体は安いことがほとんどです。
賃貸に住んでいる方が、「うちの家賃が仮に月々のローンの額だったら、幾らぐらいの物件が買えるだろう」とシミュレーションしたら、想像以上にいい物件に住めることがわかりました。このような話は時々聞きます。賃貸と並行して売買も探してみると「あれ? 買っちゃったほうがいい物件がある」と気付く方も、たくさんいらっしゃいます。「自分は賃貸じゃないと厳しい」という思い込みを外してみると、思いのほか選択肢が広がることは往々にしてあるのです。
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