東大生も実践「頭がいい人」がすぐやる意外な習慣 わからないことがあるときにどう対応する?

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いかがでしょうか?この漫画の通り、東大生はとにかく情報収集をする習慣があります。会議とか授業とかでわからない言葉や難しい概念が出てきたら、「メモして後で検索しよう」といって会議や授業が終わってから検索する、という人もいます。

もっと言えば、終わってからではなく、会議中・授業中にその場ですぐに検索しはじめる人もいます。わからないものをわからないままで終わらせるのが気持ち悪いのだそうです。

そのうえで、「自分で考えているということは何も考えてないということなんだよ」というのは、ゼロから何かを生み出そうとしてはいけないということなのだと思います。

「東大生は、自分の頭で考えるのが得意」と思われていますが、実はそれは違うと僕は思っています。なんの情報もないところから何か考えるのはそんなに得意ではありません。自分の頭で何かをひらめく、ということはほとんどありえないんです。

例えば数学の問題に関しても、「東大生は数学の問題を見て『ひらめく』のが得意だ」なんて言いますが、あれは間違っています。たしかに数学の問題を見て「あ、こうやって解けばいいのかな」と思いつくことができますが、それは別にひらめいているのではないのです。

ひらめきではなく、知識を結びつける

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東大生は数学の問題を何度も解いている中で、その問題を知識として頭の中にストックしています。そして、新しい問題を見ても、「これ、前にも似たような問題を解いたことあったな。そのときは、こうやって解いたな」と、過去の知識と結び付けて考えることができるのです。

ひらめいてはいません。知識を結びつけているだけなのです。

東大生は、ゼロから何かを考え出すのが得意というわけではなく、いろんな情報を集め、それを組み合わせて考えるのが得意なだけなのです。

頭のいい人に対して「ひらめく人」というイメージを持っている人も多いと思いますが、それは間違いです。知識の応用力があるだけなのです。

読者の皆さんも、自分で考えるのではなく、まずは情報収集から始めましょう。「ひらめけるように」なるためには、まずは知識から物事を始めるといいのではないでしょうか。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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