気分がアガる「シューズ選び」間違えない鉄則2つ 3つの「フィット基準」を押さえて、楽しく走ろう

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また、ランニングに詳しいスタッフがいるお店では、インソールの追加購入を勧められることがあります。市販のものではどうしてもサイズが合わない場合に限り、故障予防が目的ならその人の足にカスタマイズされた特注のインソールを検討してみるのもいいでしょう。

そして、ある程度の距離を走ると、ランニングシューズのソールがすり減ってきます。正しいフォームで走ると、主にかかとの外側のソールからすり減ります。立ったときに、外側に足が傾いてしまうくらいになったら買い替えのタイミングです。

シューズを長持ちさせるには?

革靴ならソールを交換できますが、残念ながらランニングシューズは不可能です。すり減った部分を補修剤で補う方法もありますが、補修剤はソールとは異なる素材になるので、クッション性や快適性は確実に損なわれます。新しいシューズを購入するほうが足への負担は少なくなると思います。

ランニングシューズは消耗品ですが、安いものでも1足1万円くらいします(なかには3万円を超える高級品もあります)。同じランニングシューズばかりを履いて走っていると、ソールの消耗が激しくなります。

余裕があれば、2〜3足のシューズを履き替えるほうが長持ちしますし、その日の気分やウェアに合わせて楽しむこともできます。

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走力レベルや目的は、時間の経過と共に変化(進化)していきます。現在、自分がどの位置にいるかを客観的に分析して、進化の段階に合ったシューズを購入しましょう。

そしてなにより、ピカピカのま新しいシューズを履いて走れば、確実に気持ちが上がり、楽しい気分にさせてくれます。走るモチベーションが少し下がったときでも、玄関に置いてあるニューモデルのランニングシューズがあなたをランニングの世界に導いてくれます。

金 哲彦 プロランニングコーチ

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きん てつひこ / Tetsuhiko Kin

早稲田大学在学中4年連続で箱根駅伝5区(山登り)を走る。卒業後、リクルートランニングクラブの選手を経て、後にコーチ・監督に就任。有森裕子、鈴木博美、志水見千子、高橋尚子らオリンピック選手を指導。現在は市民ランナーからオリンピックランナーまで幅広く指導する、NHK BS1『ランスマ倶楽部』でお馴染みの プロ・ランニングコーチ。テレビやラジオの駅伝・マラソン中継の解説者としても活躍、東京オリンピックや世界陸上オレゴン大会でも陸上競技の解説を担当した。ランニングに関する著書は多数。

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