話していて「楽しい人」「疲れる人」会話運びの差 「一緒にいて楽しい」と思われる人の共通点

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

会話のキャッチボールで、勝手にボールをもっていくことはしない。相手のペースに合わせて、ボールを投げたり、ボールを保持していたりするわけです。自分の話をしながら、ときどき「自分はこう思うけど、あなたはどう思う?」「あなたは、そんなことない?」と、相手が話に加われるように問いかけることも忘れません。

もしも、会話がかみ合わないとしたら、単純に、相手の顔を見ているようで見ていないから。ちゃんと顔を見ながら話している人は、相手の表情やあいづちなど、リアクションが薄いときは「いまのわかりにくかった?」と別の角度から話したり、つまらなそうなら話題を変えたり。自然に「私もそういうことがある」「それは楽しいよね」と共感ベースの会話になるから、一緒に楽しめるのです。

また、会話には“合いの手”がとても重要です。「そうですか……」と気のない返事では、相手も話す気力がなくなっていきます。「わかります」「そうですね」「ええ」といった“あいづち”だけでなく、「それはすごい!」「なんと!」「ひゃー」「なるほど〜」というように、“感動”を表すと話は盛り上がります。相手は「私の話をよろこんでくれている」と調子よく会話のボールを投げ返してくれるでしょう。

相手を尊重した話ができる人は、どんな人と話しても楽しい会話ができるはずです。

少しだけ意識していればセンスは身につく

(イラスト:Jam)

職場、家庭、友人、恋人など、どんな関係でも、頭一つ抜け出して「楽しい!」と思うのは、“笑い”のある関係でしょう。笑いといっても、ギャグとかダジャレのような大笑 いではなく、「今日は楽しかった!」と人を和ませる“ユーモア”です。

ユーモアのある人は、「人生を楽しんでいるなぁ」と思わせる魅力があり、心の余裕や頭のよさも感じさせます。

ユーモアのセンスは、もともともっている才能のように思えますが、間違いなく考え方のクセです。大阪の人の多くが話の最後に面白い“オチ”をつけるのは、みんながそうしているから、つねにオチを考えて話すクセがあるのです。

次ページユーモアとは面白くする「表現の工夫」
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事