話していて「楽しい人」「疲れる人」会話運びの差 「一緒にいて楽しい」と思われる人の共通点

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ユーモアとは、面白くする「表現の工夫」。センスを磨くためには、普段から「ちょっと面白い表現」をしてみることでしょう。笑いには自虐やモノマネ、言い回しなど高度なパターンがありますが、高いレベルをねらわなくてもOK。

まんがで紹介した3つの工夫で、がんばりすぎず、少しだけ言い方を変えるうちに、センスも身についてくるはずです。

面白いことに気づきやすくなるには

ところでユーモアのある人というのは、「言葉の表現力が優れている人」でもありますが、それだけでなく、「面白いことに気づきやすい人」のことでもあります。

まんがでわかる 一緒にいると楽しい人、疲れる人
『まんがでわかる 一緒にいると楽しい人、疲れる人』(PHP研究所)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

たとえば、街を歩いていて「ね、あの看板って面白くない?」と人が気づかないことを見つけたり、ファッション雑誌のサンダル特集を見ていて「このサンダルの形って、おしゃれなパンツに見える」と一味違った着眼点があったり。

職場で「2時過ぎに急に眠くなって、5時過ぎに急に元気になる」「上司が出張土産を買ってきた日は、1日限定でやさしくなれる」という法則を発見したり……。ちょっとした「面白いこと」にいち早く気づく人は、一緒にいて楽しいものです。

この才能は、天性のものではなく、間違いなく「面白いことに気づこう」とするクセからくるものでしょう。しかし、「どっかに面白いこと、落ちてないかなぁ」と見つけようとしても、気づくものではありません。それより、日常にあるものを、ほかの人にはない視点で見て、おかしさや滑稽さに気づき、新鮮なうちにそのネタを「面白くない?」とシェアする……そんなクセのように思います。

だから、ユーモア感覚が研ぎ澄まされている人は、1日に何度も、面白いことに気づきます。がんばる必要もありませんが、日常のささいなことを、「これってどういうこと?」「どうして、こうなるの?」「逆に考えたら……」と、愉快な視点で見ようとするだけでも、面白いことに気づきやすくなるでしょう。

有川 真由美 作家

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ありかわ まゆみ / Mayumi Arikawa

鹿児島県姶良市出身、台湾国立高雄第一科技大学応用日本語学科修士課程修了。 化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性へのアドバイスをまとめた書籍を刊行。韓国、中国、台湾でも翻訳される。

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Jam 漫画家・イラストレーター・ゲームグラフィックデザイナー

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じゃむ

人間関係の悩みを描いたマンガ「パフェねこシリーズ」がTwitterで累計50万以上リツイートされ話題となる。著書に『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)のほか、『にゃんしゃりで心のお片づけ。』(PHP研究所)、『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』(マンガ担当/三笠書房)、『言いにくいことはっきり言うにゃん』(笠間書院)、『まねきねこのうた』(秋田書店)、『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』(サンクチュアリ出版)などがある。

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