趣味や特技をコンテンツにして「NFT」で稼ぐ方法 自分の手でできなければAIを活用するのもあり

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デジタルデータなら何でもNFTにできますし、リアルなものの権利をNFTにすることもできます。「たった1人」でも欲しいと感じるものであればNFTは成り立つのです。

まずは制限をかけず、ゲーム感覚で「自分の何をNFTにできるか?」と考えてみましょう。経験とノウハウを貯めるためにも、気軽にやってみることが大切です。

もっとも手軽なのが、自分の身の回りのコンテンツ。自分の投稿、音声、動画、写真などをNFTにできる可能性があります。SNSなどで発信した投稿もデジタルデータです。過去に作ったセミナー動画や文章のPDFなどがあれば、それもデジタルデータです。録音した自分の声も、自分が撮影した動画や写真もデジタルデータです。デジタルデータがあれば、それをNFTにするのは簡単です。

ノウハウ集をPDF化で販売も

例えば、私のようにセミナーなどをしている人であれば、過去に撮影したセミナー動画をNFTにして販売することもできます。自分が仕事で培ったノウハウを文章にまとめて「ノウハウ集」をPDFにして販売することもできます。

また、例えば、趣味で写真や動画などを撮っている人であれば、それを「デジタルガイドブック」などにまとめて、NFTにすることもできます。自分が好きな観光地の写真や動画、その情報を書いた文章などをまとめれば、これもNFT化できるコンテンツになるのです。

このほかにも、プロサッカー選手の森重真人選手は、2022年1月に「今年の抱負」を書いたTwitterのツイートをNFTにし、これをファンが約22万円で落札しました。数秒の声を録音して、それぞれを一点もののNFTとして販売している人もいます。

プロでなくとも、趣味で絵や歌、作詞作曲している方なら、作品をデジタルデータにしてNFT化してビジネスにできるチャンスがあります。

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