身体の異変は40歳の誕生日を過ぎた直後ににわかに訪れた。世間では新型コロナウイルスのデルタ株が第5波となって猛威を振るっていた時期だ。
＜個人的には、今私は癌の再発が疑われ毎週様々な検査を要していますが、いよいよ病院の逼迫で本来の予定通りに進まなくなっています。
ただでさえ短い私の余命が削られています。
せめてここを見ている8万のフォロワーさんだけでも聞いてください。今夏の帰省は我慢し、病人や老人を守って下さい。＞
（2021年8月13日）@daicho_polaris／末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる
検査の結果、再発が確定となった。コロナ禍がセカンドオピニオンの受診などの選択肢を狭めてくるが、それでもまだ体力は十分にあり、治療法はある。抗がん剤治療を続けながら普段の生活を続ける。そのなかで迎えた41歳の誕生日は特別な意味合いを含んでいた。
＜お久し振りです。無事に今年の誕生日を迎え、41歳になることができました。
そして癌の切除手術後すぐに「予後平均は30ヶ月」と言われた、その30ヶ月（2年半）を超えることができました。とても嬉しいです。
お祝いにお肉を焼いてケーキを食べました＞
（2022年7月31日）@daicho_polaris／末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる
10日後に体調悪化から緊急入院。このときはすぐに回復したが、検査の結果開腹手術を受けることになり、8月末から長期の入院生活を送ることになる。ひるなまさんも心の疲れを率直に吐露する。
＜応援や労いのコメントなどありがとうございます〜！！ ちょっと今は人様にマトモなお返事をできる精神状態ではないので個リプは差し控えますが、とても励まされています。
闘病中のかたもおつかれさまです。
弱音も吐きつつ、時には涙も我慢せず、まあぼちぼち生きてまいりましょう。＞
（2022年9月8日）@hilnama_PG12／ひるなま 闘病まんが発売中
手術は成功したが、術後の胃腸の動きが悪く、10月には先の見えない絶食を余儀なくされる。闘病中も自ら調理して好きなものを食べることをモチベーションにしていたひるなまさんにとって、この状態はことさら重くのしかかった。
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