電子レンジ活用で絶品「肉じゃが」簡単に作るコツ 新じゃがを使って口溶けのいい仕上がりに

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電子レンジから取り出したじゃがいもを加えます。

鍋にじゃがいもを投入
じゃがいもには火が通っているので生煮えの心配もありません

少し鍋をゆすり、全体が煮汁に浸かっている状態にします。

煮汁がつかっている状態にする
豚肉から出る水溶性のタンパク質を焦がしているので、アクはほとんど出ません

落としぶたをして、10分間弱火で煮ます。落としぶたをすることで煮汁が全体にまわり、じゃがいもが味をよく含みます。

落としぶたをして煮る
沸いた状態を確認したら弱火に落とします

10分経ったので残りのしょうゆを加え、火を止めます。このまま10分〜30分置いて余熱で加熱をさらに進めます。余熱で加熱すれば加熱し過ぎによって肉がぱさつきも回避できますし、煮汁が煮詰まって味が濃くなるのも防げます。

しょうゆを加える
沸仕上げのしょうゆは香り付けの意味もあります

15分経った状態がこちら。

15分後の状態
煮汁が減っているのは煮詰まったからではなく、じゃがいもが吸収したからです

中火にかけて煮汁を温め直し、青ネギの斜め薄切りを加え、さっと火を通したら出来上がりです。

青ネギを投入
青ネギは色味なので省略することもできます

出来上がり。煮汁を煮詰めていないので、さらっとした仕上がりです。じゃがいもの表面はわずかに煮崩れし、しっとりとしています。

出来上がった肉じゃが

ご飯のおかずにするのであればもう少し濃い味に仕立てる方法もありますが、じゃがいもの味を生かすにはこのくらいの淡さもたまにはいいように思います。煮物のコツは静かに煮ること。作っておけば冷蔵庫で2〜3日は持つので、副菜としても活躍する料理です。

(写真はすべて筆者撮影)

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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