西武池袋本店への出店を狙うヨドバシ。時間がかかっても出店意欲は強い。

ヨドバシカメラの複合ビルの建設が予定されている、札幌西武ロフト館跡地(撮影:権藤 泉)
業績は絶好調のセブン&アイ。しかし物言う株主から揺さぶられて袋小路から抜け出せない。『週刊東洋経済5月15日(月)発売号では「漂流するセブン&アイ」を特集。イトーヨーカ堂の改革やそごう・西武売却の舞台裏を徹底取材、なぜ構造改革を進められないのかその理由を探る。
北海道の陸の玄関口、JR札幌駅。観光名所の札幌市時計台や大通公園に向かう南口を出ると、駅前の一等地に駐車場が広がっている。
ここは、今から10年以上前に閉店した「西武百貨店札幌店(札幌西武)」があった場所。その昔は札幌最古の百貨店「五番館」の名で親しまれ、赤れんが造りの洋館は駅前のランドマーク的存在だった。
だが、そんな駅前の景観も、そう遠くない未来に変わることになる。2011年にこの土地を取得した家電量販大手ヨドバシホールディングスの主導で、28年度には地上200メートルの高層ビルが建設されるからだ。
時間を要してでも周辺の土地を1つに
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