フランスの研究チームが太平洋沿岸部の放射線濃度の3Dシミュレーション結果を動画で公開

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フランスの研究チームが太平洋沿岸部の放射線濃度の3Dシミュレーション結果を動画で公開

フランスのトゥールーズ大学などの研究チーム、「シロッコチーム」がIAEAの要請によって行った、宮城県から千葉県にかけての太平洋沿岸における放射能物質の海水分散シミュレーションの動画が注目されている。

このシミュレーションは、直接海に排出されて海水に溶けた放射性物質に加えて、大気中から海に落下する放射性粒子の影響を考慮している。海水温や風、海流を外生変数として、太平法沿岸の放射性物質の濃度がどのように変化したであろうかを3月15日から4月6日にかけて示している。海面の状態を示す水平方向と、海中の濃度を示す垂直方向の2つを動画で公開している。

→シロッコのシミュレーションのサイトはこちら
・海に直接排出された海水に溶けた放射性物質の拡散
・海に直接排出された粒子状の放射性物質の拡散
・大気から降下した海水に溶けた放射性物質の拡散
・大気から降下した粒子状の放射性物質の拡散
・垂直方向の拡散

この「3Dシロッコ海洋循環モデル」によるシミュレーション結果は、沿岸部では放射性物質の濃度が福島第一原発から離れていても希薄化されず、一定の濃度の固まりが沿岸を移動していく様子を示している。

なお、同研究チームは「実際の放射線がどのくらい放出され、あるいは除去されているかを知らない。定量的な値を提供するつもりはなく、ただ、どのように拡散するかを示している」とのただし書きをしている。

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