5%セールスは、釣りやキャンプ、マラソン、ゴルフ、オートバイや車など、複数の趣味を持っている方が多かったです。「趣味のために働いている」と答えた人の比率は、95%セールスの5.3倍でした。
水泳でレジリエンスを高めている方もいました。
大手メーカーに勤務する5%セールスは、北米マーケットを担当し、現地に出向くことも多いそうです。17時間の時差を克服するために、ホテルに着いたらプールでリラックスしてゆっくり泳ぎ、体を軽く疲れさせることで夜に熟睡できるのだとか。軽い運動と深い睡眠で、時差ボケを解消し、ストレスも発散させているそうです。
「推し活」の効果
また、「推し活」をしている方も多かったです。歌手や芸術家などのクリエイターを応援し、コンサートや展示会に足を運んでいる方々です。
帯広畜産大学の教授で心理学者である渡邊芳之氏の研究によると、「推し活」によって得られる心理的効果は多岐にわたるそうです。
同じ趣味や興味を持つ人とのコミュニケーションを促進することで孤独感を軽減することができると考えられているとのこと。さらには「推し活」を通じて個人が自分自身の価値を高めることができるため、自己肯定感が向上するそうです。
また、自分が好きなものに集中することでストレスや緊張感から解放されることもわかっているようです。
人を応援する時間によって得られる自己効力感や幸福感は、レジリエンスの強化につながるようです。
5%セールスが顧客や上司へ提示する資料(スライド)を分析したところ、使用するカラーについて特異点を発見しました。
まず、低彩度のカラーが多く使われていることです。目がチカチカするような高彩度の原色を使わず、目が疲れにくく見やすい低彩度のものが使われている確率が高かったのです。
また使用する色の数は少ない傾向にありました。
5%セールスの資料は3色以内である割合が55%で、95%セールスは29%でした。
5%セールスは、なかでも2色以内に抑える傾向にあることもわかっています。
5%セールスの資料を分析して驚いたのが、「白抜き文字」の頻度の多さです。タイトルや重要なポイントの多くに「白抜き文字」が使われていました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら