経費なのに「自分の金の様に豪遊」上司にモヤモヤ 会社や仕事を考えたうえで費用は使うべきだ

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同じ食事でも、自分で払う場合はやっぱりありがたみも違いますし、自分の好みや嗜好を知る、食材についてもっと知りたくなる、など興味の範囲も広がります。積極的に学ぼうという姿勢にも自然となります。

つまり、払ったお金の重み、1円の重みを理解して使っているか否かの違いだと思います。

自分で働いた稼ぎからの出費であれば、自ずと同じく働いているヒト(=自分にサービスを提供してくれるヒト)への尊敬の念も自然に生まれますから、大きな態度なんてとりようがないのです。

1円の重みを理解して使っていれば、そういった学びや経験が重なり、より人間としても成熟できるでしょう。

重みを理解せずに消費すると何も残らない

一方で、重みを理解せず、たんなる消費で何も考えずに使っていると、表面的な経験に終わってしまいますから、最後には何も残りません。

会社を退職後に「あのころはよかった」と過去の思い出に浸るのが関の山です。

STさんには今の感覚を忘れずに、反面教師として会社の費用とどう向き合うかや、周囲とどう接するか、どういった人間になりたいかなどをつねに考え行動していただければと思います。

そのような考え方でSTさんが人間としての成熟を図られるであろうことを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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