「間食をしない人」は太りやすい"超盲点な真実" 「上手な間食」で健康になり、やせやすくなる

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上手な間食をすれば、ダイエットも怖くない(写真:y.uemura/PIXTA)
日々の疲れや身体の不調、どうすれば回復できるのか知りたくても、世の中には情報がありすぎて、何を見たらいいのかわからなくなってしまいます。そこで、疲労についての研究と、都内で疲労と睡眠に特化したクリニックの運営を行う医師の梶本修身氏が、100 冊の健康書のなかから「すごい回復法」を厳選した『疲労回復の専門医が選ぶ健康本ベストセラー100冊「すごい回復」を1冊にまとめた本』(ワニブックス)を上梓。疲労回復や疲れにくい体づくりのメソッドを伝えています。
本稿では、疲労にも不健康にもつながる肥満を解消するための「正しいダイエット」について、同書より一部抜粋、編集のうえお届けします。

間食が「夕食の食べすぎ」を防ぐ

疲れたときについ手が伸びるのが、おやつ。これまでは、「間食=太るもの、健康を害するもの」が常識でした。だから、間食は我慢すべきと考えられていましたが、この常識が変わりつつあります。

最新の栄養学の知識をもとに、上手な間食のとり方を教えてくれる『太らない間食 最新の栄養学がすすめる「3食+おやつ」習慣』(文響社)の著者で管理栄養士の足立香代子さんは、間食はとったほうが体にいい、と言い切ります。それはなぜなのか。

いちばんの理由として足立香代子さんが挙げるのが、昼食と夕食の間隔が空いてしまうと、夕食前にお腹が空いて夕食を食べすぎてしまうから。

すっかりお腹を空かせて夕食を迎えたら、ついいつも以上に食べすぎてしまった……ということ、誰しも経験があるのではないでしょうか。そのからくりについて足立香代子さんは次のように説明します。

お腹がペコペコになると、次の食事はたくさん食べたくなります。これは単に気分の問題ではなく、脳から、「次の食事はたくさん食べなさい」という信号が出るため、食欲が理性に勝って、夕食を食べすぎやすくなるのです。
『太らない間食 最新の栄養学がすすめる「3食+おやつ」習慣』より

夕食の食べすぎは、肥満の原因になるだけでなく、疲れ、不調、老化の原因にもなります。だから、夕食が遅くなるとき、昼食と夕食の間が空いてしまうときほど、上手に間食をとって夕食前にお腹が空きすぎないようにしたほうがいいそう。

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