「旅行写真をSNS投稿」リスク高いと言えるワケ 知らずに自分が「犯罪加害者」になる危険も

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帰省、旅行、外食等で楽しい時間を過ごしている場合、その楽しい雰囲気を伝えたいという気持ちから、それらの最中にSNSで投稿する方は少なくないと思います。また、自分と連絡がつきにくくなる時期を知らせる等の理由から、事前に旅行等の情報をSNSで投稿する方もいるかもしれません。

しかし、その投稿は、自分が自宅にいないという非常に重要な情報を投稿し、設定によっては、誰もが見られる状態で公表していることになります。

窃盗等の目的で留守宅への侵入を考えている者からすれば、その投稿は、犯行可能な時期を投稿者自身が公表してくれているということになります。

帰省、旅行、外食等の情報は、事前又は最中のSNS投稿は避け、事後のSNS投稿にすることを習慣化しましょう。

友達のプライバシー権を侵害しないよう注意

また、友達や友達家族と一緒に旅行しているときには、別の注意も必要です。

友達や友達家族の了承を得ることなく旅行の事実をSNSで投稿した場合、その友達や友達家族のプライバシー権侵害となりえます。どのような情報を第三者に公表したいかという基準は人により異なり、旅行の事実を第三者に知られたくないという場合や、自分の顔をSNSで公表されたくないという場合がありうるためです。

さらに、同行の友達や友達家族の了承を得ることなく旅行の事実を事前や最中にSNSで投稿した場合、自分自身が窃盗等の被害者となるリスクだけでなく、友達や友達家族が窃盗等の被害者となるリスクをも招くことになってしまいます。

自分や友達に関する楽しい投稿内容であっても、内容によってはそれがプライバシー権侵害や個人情報の流出となり、時には犯罪被害者にもなる危険があります。自分自身や友達等の大事な人を守るためにも、この点を心にとめておきましょう。

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