女子大生になった小倉優子さん"再評価必至"の訳 なぜアンチを封印し、好感度を爆上げできたのか

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SNSに手作り料理をアップしている、現在ではあまりイメージできないかもしれませんが、小倉さんはかつて「料理がほとんどできず、苦手意識があった」と明かしていました。

しかし、21歳のときから料理教室に通うなどの努力で苦手意識を克服したほか、パンアドバイザーの資格も取得。複数のレシピ本を発売し、雑誌で料理やパンの特集が組まれ、企業とタイアップするなどの実績につなげました。自ら目標を立ててまっすぐ努力を続けられる人柄がうかがえます。

今回の大学受験でも、番組ではその勉強期間を「411日間、2102時間」と紹介されていました。「毎朝4時に起きて、仕事と子育て以外はすべて勉強時間にあてる」というストイックな生活を続けてきたそうです。

その結果、3人の子育てと向き合い、日々奮闘する姿が支持を集めていた背景もあって、「小倉優子は努力の人」という印象を固められたのではないでしょうか。そして、「受験を頑張り抜いた彼女なら、通学もやり遂げるのではないか」などの期待感を抱かせられることも新たな強みの1つです。

以前、小倉さんは、「大学受験っていうのがまず1つのハードル、そのあと4年間通えるのかって考えたら最初は難しいと思っていたけど、でもこの5年頑張ったらこの先の人生が必ず違うと思って。絶対自分のためになると思ったんですよね」と語っていました。

受験と大学生活の発信は、ネット上のアンチを無力化してしまうほどの説得力があり、小倉さんの「頑張り屋さん」「努力家」というイメージを完全化させるでしょう。

離婚で落ちたイメージを急激に回復

今からわずか1年あまり前、大学受験に挑む前の小倉さんには、タレントとしての危機が訪れていました。

ここまでの芸能人生を振り返ると、デビューの翌年に「日テレジェニック2002」に選ばれるなどグラビアアイドルとして活躍。安田美沙子さん、磯山さやかさん、熊田曜子さんらとともにトップとしてグラビアシーンを牽引しました。

一方で「こりん星のりんごももか姫」という不思議キャラで各局のバラエティーに出演していましたが、デビュー10年の2011年に美容師の男性と結婚。2012年に長男、2016年に次男を出産したあとは、育児や家事を発信することで“ママタレ”として人気を得たものの、2017年に夫の不倫報道をきっかけに離婚しました。

さらに2018年のクリスマスに歯科医師と再婚し、2020年2月に第3子の妊娠を公表しましたが、直後に別居と離婚協議の報道。けっきょく同年7月に三男を出産し、2年後の2022年7月に離婚を発表しました。

合格を発表したときの心境を語る小倉優子さん(画像:小倉優子さんのInstagramより)

なかでも二度目の離婚報道時は、小倉さんを責めるような憶測混じりの批判的なコメントが飛び交う厳しい状態。白百合女子大への合格を公表したときの「私は2回離婚し、2回も子どもたちを振り回し、悲しい思いをさせてしまいました」という反省のコメントに、その好感度がデビュー以来、最も低いところまで落ちていた様子が表れていました。

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