職場で「気を使いすぎる人」を蝕む恐怖心の正体 人からの評価が気になったり、働きづらい理由
気を使いすぎることは、従来は、個人の能力や性格として考えられていたり、重い場合は大人の発達障害では?と捉えられることがありましたが、最近はトラウマが原因ではないかと考えられるようになってきました。本記事では、身近な症状である過緊張、過剰適応についてご紹介したいと思います。
人前に立つと頭が真っ白になる
営業課長の40代の剛さんは、緊張しやすいことに悩んでいます。例えば、会社の朝礼でいつも手や背中に汗をかきながら話をしています。頭が真っ白になって何を言っているかわからなくなることもしばしば。
一方、同僚や上司は涼しい顔で最近あったことをユーモアも交えて伝えています。自分も同じように話そうとしますが、なかなかうまくいきません。特に今は部下もいることから、余計に意識してしまいます。期初の方針発表会で発表をしないといけないのですが、いつもなんとか乗り越えてヘトヘトになります。
最近、疲れもあって整体に行ったところ、「剛さん、自然体ってわかりますか?」「いつも力が入っていますよ」と言われたそうです。そのことがきっかけで、自分は自然体やリラックスがわからない、ということに気がついたといいます。
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