想定外の帝王切開に心がついていかない母の告白 10人に1人はなる「産後うつ」コロナ禍で倍増の深刻

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“自分は大丈夫”と思っている人が、産後うつを発症してしまうきっかけとは? [『マンガでわかる! 産後うつ?と思ったら読む本』立花良之・細川モモ(監修)あらい ぴろよ (イラスト)/主婦の友社]

「産後うつ」は、調査によって数字にばらつきはありますが、10人に1人以上がかかるといわれています。

産後うつ?と思ったら読む本
『マンガでわかる!産後うつ?と思ったら読む本』(主婦の友社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

さらに、コロナ禍で、産後うつの女性の数が以前の倍以上になっている可能性がある、との深刻な調査報告が出されたことも。

立ち会い出産や里帰り出産ができなくなったり、産後に親族に赤ちゃんのお世話を手伝ってもらうことが困難になったりなど、産後の女性を孤独な育児に追いやったことが一因ではないかと推測されています。

産後うつの最も多い発症時期は産後1カ月まで。入院中は問題なく過ごしたのに、自宅に戻ってきてしばらくして、うつを発症する方が多いのです。

“自分は大丈夫”と思っている人がいったい何をきっかけに産後うつを発症してしまうのでしょうか。『​マンガでわかる! 産後うつ?と思ったら読む本』より一部抜粋し再構成のうえお届けします。

この記事の漫画を読む(11ページ)
立花 良之 医師

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たちばな よしゆき / Yoshiyuki Tachibana

国立成育医療研究センター こころの診療部乳幼児メンタルヘルス診療科 診療部長。信州大学医学部周産期のこころの医学講座 特任教授(併任)。産後うつをはじめとした妊産婦のこころの診療を行っている。周産期のこころの問題は妊産婦の誰もが持ちうるものであるということを社会全体が知り、すべての親子に寄りそうような世の中になることを願いつつ、地域母子保健活動に従事している。

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細川 モモ 予防医療コンサルタント、一般社団法人ラブテリ代表理事

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ほそかわ もも / Momo Hosokawa

両親のがん闘病を機に予防医療を志し、渡米後に最先端の栄養学に出合う。栄養アドバイザーの資格を取得したのち、2009年に医師・博士・管理栄養士など13種の専門家が所属する「ラブテリトーキョー&ニューヨーク」を発足。母子の健康向上を活動目的とし、食と母子の健康に関する共同研究を数多く手掛けている。近著に『成功する子は食べ物が9割』(主婦の友社)。

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