表情分析家が解説、「WBC」伊戦前の栗山監督の想い 冷静な受け答えで不振の村上選手をおもんぱかる

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一方、本会見で唯一、監督が感情的になった場面があります。腰を痛めてWBC1次ラウンド4試合に登板せず、登録抹消が発表された栗林選手に関して質問された時です。

下の画像をご覧ください。赤色のグラフが生じています。赤色は怒りを意味します。

WBC イタリア戦 栗山監督

(画像:「心sensor」/株式会社シーエーシー)

チームを離脱する栗林選手にかけた言葉や選手との具体的なやり取りは、「選手のもの」として言及は避けましたが、

「なんとか、なんとかできないのかとずっと思ったし。『何でもいいから僕やります』というのは絶対的に伝わっているので、こっちに。ただ、その中で、やっぱり最後まで行かせてあげたいというのは、もちろんあるので」

と怒りだけでなく、悲しみの表情を浮かべながら答えています。なんとかできなかった監督自身への怒り、栗林選手の想いをどうしても受け入れられない悲しみが、苦渋の決断の中に想像され、監督の栗林選手に対する熱い気持ちが伝わってきます。

16日、イタリアとの準々決勝です。栗山監督率いる日本代表・侍ジャパン。監督、選手、ファン、対戦相手それぞれの想いが、どんな試合を見せてくれるのか、注目していきましょう。

※本稿の画像分析は、株式会社シーエーシーによって開発された「心sensor」を用いて分析しました。心sensorとは、動画に映る人物の表情を分析し、感情を推測するためのアプリケーションです。詳細は、https://www.affectiva.jp/kokorosensorをご参照ください。
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