2018年の内閣府「少子化社会対策に関する意識調査」(対象20~30代未婚男女だけを抽出して再集計)によれば、「適当な相手に巡りあえない」割合は、男性で42%、女性で46%と、実にほぼ半分近くがそれを理由としてあげています。
「相手に巡りあえない理由」が男女でまったく違う
同調査では、この「相手に巡りあえない」と答えた未婚男女に対して、さらに「相手に巡りあえない具体的な理由とは?」と深掘りしていますが、その回答の男女差分で比較してみると、「相手に巡りあえない理由」が男女でまったく違う興味深い結果が出ました。
女性の場合は、「条件に見合う相手がいない」など、よく婚活系の記事で言われる「年収いくら以上」など高望みすぎる経済条件や、「好きになっても相手が既婚者」などのように、一見恋愛をしているようだが、客観的にみれば「それっていいように遊ばれただけでは?」と言いたくなるようなケースもみられます。
そして、男女差分で特に女性に顕著なのが「そもそも人を好きにならない」という身も蓋もない回答でした。一方、男性の方は、「未婚者が周りにいない」という、特に地方在住者にとっては身につまされる場所的な問題などもありますが、圧倒的に多いのが「好きな人がいても相手が好きになってくれない」というものです。こちらも身も蓋もない。
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