「たべっ子どうぶつ」に大人が熱狂する5つの理由 かわいい顔して「戦略的かつ地道に」売ってきた
今ではすっかりおなじみになった消費生活製品の品質評価国際機関「モンドセレクション」。1975年には第14回モンドセレクションで「アスパラガスビスケット」が金賞を受賞、1979年には第18回モンドセレクションで「たべっ子どうぶつバター味」が金賞を受賞しています。
また、香港やイタリアといった海外メーカーとも提携し、技術に磨きをかけてきました。
ギンビスの企業理念は「お菓子に夢を!」
お菓子業界に限った話ではないですが、消費者のため、社会のためになるビジネスを続けるうえで大事になってくるのが企業理念ですよね。
ギンビスの場合、それは「お菓子に夢を!」というシンプルかつ、力強いもの。パッケージには今でも、「こんなお菓子があったらいいな、という夢」をお寄せください、というメッセージを伝え続けています。
「本品を含めて当社に対してこんなお菓子があったらいいな、という夢がありましたら、アイデアをお寄せください」(たべっ子どうぶつのパッケージ裏より)
メッセージだけではなく、子ども向けの施策も続けています。5月5日は、たべっ子どうぶつの日。子どもたちの明るい未来を築き上げたいとの思いから「こどもの日」に制定されました。毎年、この日には「たべっ子アレンジレシピコンテスト」や、動物つながりということで、上野動物園でのスタンプラリーなど、きっと子どもたちが喜んでくれる、そんな施策を続けてきました。
このように、お菓子やお客さまに対して誠実に向き合ってきた会社だからこそ、親子2世代ではもはやない、3世代で愛されるお菓子に、たべっ子どうぶつは育ってきたのだと思います。
本文中で「かわいい顔して、戦略的だ」と散々イジらせていただいた筆者ですが、それが許される雰囲気がある(ように思える)のも、慣れ親しんだ、たべっ子どうぶつだからこそ、ですよね。
お菓子は楽しく。普段何気なく接しているお菓子を、大人だからこその視点でぜひ味わってみてください。ひと味もふた味もおいしさが増すはずです。
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