「たべっ子どうぶつ」に大人が熱狂する5つの理由 かわいい顔して「戦略的かつ地道に」売ってきた
はたまた会員制大型スーパー「コストコ」。コストコでは大きな箱に、食べきりサイズの50袋が入ったたべっ子どうぶつを販売しています。1箱1598円なので、1袋30円ちょっと。「お得感がある」と、目の肥えたコストコユーザーにも人気です。
お菓子の中身は変えずとも、販売する店舗に合わせて仕様を変える。このような小さな工夫を積み重ねることで、販売チャネルを地道に拡大してきたのです。
なおこれは少し余談になりますが、コストコで販売している50袋入りの箱は、遊び道具にすることもできます。例えばハロウィンの際には、「なりきり仮想メガネ」と遊べて写真映えもする仕様になったり、相撲が人気となれば、箱の裏を土俵のデザインにし、トントン相撲ができるようにしてみたり。
以前から、ギンビスは公式ツイッターやインスタグラムなどSNSにも力を入れているのですが、そのトントン相撲をやっている姿も投稿、拡散されています。
3世代に手に取ってもらう工夫
次に、2つめの理由をご紹介……の前に、突然ですが、ここでクイズです。
たべっ子どうぶつが2カ月に一度、スーパーでたくさん販売されている日があります。それは一体、何日でしょうか?
ヒント。おじいちゃんとおばあちゃんにも手に取ってほしい……とすると?
正解は、15日。そう、15日と言えば、年金支給日です。
もちろん、全スーパーではないのですがが、少なくないスーパーで、この年金支給の日に合わせて、たべっ子どうぶつが積まれて販売されているのです。
「えっ? 食べるのは子どもでしょ?」と思われるかもしれませんが、お菓子を購入するのはお母さんやおばあちゃんたち。「あ、今週末に孫が来たときのためにちょうどいいわね」、と。そこはしっかり押さえとこうという訳なのです。
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