外食業界が卵不足に悩む背景には、全国の養鶏家が鳥インフルで深刻な被害を受けているだけでなく、1月に農林水産省が養鶏団体に向けて出した要請もある。
卵の流通経路は、小売業者向け、外食業者向け、加工業者向けの大きく三つに分けられ、平時におけるそれぞれの流通量は全体の5割、3割、2割という比率になっている。農水省は、消費者への供給不安につながらないよう、小売業者への提供を優先するよう求めたのだ。
供給が優先されている食品スーパーなどの小売店でも、卵の価格は高騰している。農水省の調査によると、2022年2月時点で卵1パック10個入りは平均214円だったが、今年2月には262円にまで上がった。
ただ、卵以外の食品も値上がりしていることや、生活必需品という特性も大きく、「食卓向け消費としては、これまでの価格上昇にもかかわらず、購入量の大きな減少にはつながっていない」(日本養鶏協会の担当者)。
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