「治療後の職場復帰」職場と当事者が配慮すること 症状の悪化で再び休業してしまうことを防ぐ

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病院と長く付き合い続けながら働き続けるために注意すべきこととは(写真:shimi/PIXTA)

現代日本は超高齢化社会に伴い、労働力の高齢化が進行しています。それに伴って疾病を抱えながら働く方の割合も増加していますが、診療技術が進歩したことにより、がんなどの疾患を抱えていても「病気と長く付き合いながら働き続ける」ことが可能になっています。

治療と仕事の両立支援

本人の希望に沿った働き方をしやすくなっている昨今の職場環境は喜ばしいことですが、その反面、疾患の治療後に職場復帰したときに、復帰そのものがうまくいかない場合や、折角復帰しても求められる能力を十分に発揮できない場合も少なくありません。以前は新型コロナウイルス感染症後の職場復帰について少し触れさせていただきましたが、今回は「治療と仕事の両立支援」をテーマに、何らかの疾患によって一時的に職場を離れた後、どのように職場復帰していけばよいかについてお伝えできればと思います。

次ページ一般的な両立支援の流れ
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