「優秀な部下」に戸惑う人に教えたい付き合い方 部下より仕事ができなくても上司は務まる

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私自身、ポンコツとして受け入れてくれたからこそ、焦らずに成長できた経験があります。だからでしょうか。むしろ、最初から「デキる子」として部下を見ると、「できないところ探し」になって、減点方式の評価をしてしまうような気がするのです。

私の勤めている企業だけの話ではないと思うのですが、誰かが自分の部署に異動してくるとき、その人の前の部署での評判が先に耳に入ってきます。

デキない部下を切り捨てることは誰でもできる

デキる人からすると「使えない」(嫌な言葉ですね)と言われている人がやってきても、私は昔の自分を基準にして比べるので、あまり驚きません。要領を得ない質問をしてくる部下、つまらない凡ミスばかりする部下に多くの人は悩むようですが、私なら「昔の自分と比べたら……。まあ、よくあること」で終わってしまいます。つまり、あまり期待していないんです(笑)。これは人にイラっとしないためにも結構使えるワザだと思うので、覚えておいて損はないはずです。

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実は、私のもとには他のプロジェクトで問題児とされた人たちも入ってきます。他のチームで煙たがられていても、「こっちに来てくれていいですよ」と受け入れているからです。私自身、仕事がデキない子の気持ちがよくわかります。ですから、「昔の自分だったら、どうしてほしかったかな」と考えると、大体どうすべきかがわかります。

ちょっとだけ、私の本音を言わせてください。できない部下を切り捨て、人員を変えてチームを成長させることなら誰にでもできます。全員優秀な部下なら、仕事がスムーズにいって当たり前です。本当に優秀な上司は、仕事ができない部下を成長させ、チームで成績を上げる人ではないでしょうか。

その意味で、ポンコツさんこそ上司に向いている、と私は信じています。

へいうさぎ ITエンジニア、インフルエンサー

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Heiusagi

現在、社会人7年目。チームリーダーとして活躍。仕事とキャリアをテーマに、ポンコツが身につけた外資で生き抜く術を、Twitterでシェアするインフルエンサー。2021年より自身の経験をもとに、「すぐに使えるお仕事知識」をテーマに情報発信を開始。「敬語の使い方」や「タスク管理の仕方」などの図解ツイートがバズり、数万いいねを獲得する。「等身大、なのに使える」と評判になり10カ月で2 万フォロワー、月間1000 万インプレッション超えを記録。「仕事ができない人の気持ちがわかる、デキる人」だからこそ、できない人に寄り添った優しさに定評がある。

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