対話を軽視する「親」が知らない言語発達への影響 話を聴いてもらえないと感じる原因の1つは携帯

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子どものスマホの使用時間を気にする親はいますが、自分の使用時間については気にしない人が多いようです(写真:Fast&Slow/PIXTA)
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話を聴いてほしい子ども、話を聴かない大人。なぜ大人は子どもの話を聴かないのでしょうか? 『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』を一部抜粋し再構成のうえ、「相手を一人の人間として尊重し、話し手の声に寄り添う聴き方」のアクティブリスニングについて解説します。

子どもの話をきちんと聴いていますか?

「子どもが言うことを聞かない」という親御さんの悩みをよく聞きます。

実際には、子どもが大人の話を聞かない理由のひとつは、大人が子どもの話をきちんと聴いていないことが多いからかもしれません。

話を聴くということは、ただなんとなく聞き流したり、うわべの情報収集をしたりすることではありません。「聴く」ことのいちばん大切な目的は、相手のメッセージを理解しようとすることです。

大人は、子どもの問題を些細なことだと決めつけたり、自分のニーズを優先して、ついアドバイス攻めをしたり、話をさえぎったりすることもあるでしょう。

忙しさゆえに、話を聞いていないことにさえ気づかないことがあります。大人自身がストレスを抱えて、子どもの本当の気持ちに向き合えないのかもしれません。

日常生活にあふれる、アクティブリスニングの3つのバリア(心理的バリア、物理的バリア、環境的バリア)のうち、本稿では「物理的バリア」と「環境的バリア」見ていきましょう。

(表:『アクティブリスニングでかなえる最高の子育て』)
忙しさとストレス 親が子どもと過ごす時間は増えている

ここ50年で、多くの先進国で男親・女親ともに親が子どもと過ごす時間(お風呂、食事、寝る準備、一緒に遊ぶ時間を含む)は増えています[*4]。この報告と連動して、子どもたちも親との時間が増えたと感じていることがわかっています[*12]。

令和3年社会生活基本調査によると、日本でも育児時間は増加傾向にありますが、性差は歴然としています[*14]。6歳未満の子どもがいる世帯で夫の育児時間は、2001年には1週間に25分だったのが、2021年には1時間5分となり、20年間で40分増えています。これに対して、妻の1週間の育児時間は同時期で3時間3分から3時間54分へと51分増えています。

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