忙しくて子どもの話を聴くことができない
自分の仕事が忙しい時や、なにかをしなければいけない時、子どもの話を聞くことができません。私の態度に娘もだんだん慣れてきて、すっかり学校での出来事を話さなくなってしまいました。このままどんどん会話がなくなってしまうのかと思うと心配です。どうしたら子どもの話にじっくり耳を傾けられるでしょうか。
仕事や家事で忙しく、ストレスも多い中、じっくり話を聴いたり、共感したりできないというのは現実だと思います。毎日頑張っている親御さんたちにとっては仕方がないことなので、ご自分をあまり責めないでくださいね。
おすすめなのは、アクティブリスニングの時間を、短くとも積極的に確保し、毎日の生活のルーティンに取り込んでみることです。寝る前の15分、お風呂の時間、習い事の送迎時間などを利用して、その間は全力で、興味を持ってお子さんに向き合うことを習慣化してみましょう。心を通わせ合い、つながる時間は、お子さんを知る貴重な機会になります。
実際、時間の多さよりも、子どもとつながる時間を過ごすことが子どもの発達には大切であるという研究があります[*4]。例えば、6歳以下の子どもの場合、長い時間をともに過ごしていたとしても、ただテレビを見て過ごすなど、言葉を交わさない時間を多く過ごした場合、子どもの学力、問題解決力、行動に悪影響があったことがわかっています。
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