三菱「デリカミニ」5月発売、ブランド復権の狼煙 ついに全貌が明らかに、すでに先行受注も開始

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タイヤ&ホイール
展示車両のタイヤ&ホイール(筆者撮影)

デリカミニにも、2WD(FF)車が存在するが、4WD車のほうがよりオフロードを考慮した足まわりを持つという。まず、タイヤには、2WD車より大径となる165/60R15サイズを採用する。また、専用チューニングを施したショックアブソーバーや車高を上げることで、砂利道などの未舗装路を走行する際の安定性を向上。加えて、路面をしっかりとらえながら、車内に振動を伝えにくい効果も生むことで、オフロードなどでの快適性も追求しているという。

パワートレーンは、2WD車と4WD車ともに659cc・3気筒ガソリンのNA(自然吸気)とターボを設定。いずれにも加速時などにモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッド機構を採用することで、信号待ちからの発進時や高速道路への合流などで余裕ある走りを実現。高い燃費性能にも貢献する。

さらに急な下り坂や滑りやすい路面を下る際、電子制御により車速を低く抑える機構「ヒルディセントコントロール」、雪道などの滑りやすい路面での発進をサポートする「グリップコントロール」も標準装備。アウトドアから日常の足まで、高い安心感をもたらす装備も充実している。

運転席や室内について

運転席まわり
デリカミニの運転席まわり(筆者撮影)

運転席からの視界は、軽スーパーハイトワゴンらしい高い天井、高めのアイポイント、水平基調のインストルメントパネルにより、とても広く見やすい。シフトノブは、これもeKクロススペースと同様に、一般的なレバー式を採用。ステアリングには、パドルシフトも装備することで、マニュアル車のようなスポーティな走りも楽しめる。

フロントシート
デリカミニのフロントシート(筆者撮影)

前後シートの素材には、3Dパターン仕様を標準装備する。ダウンジャケットから発想を得たというこのシートは、座面や背もたれ中央部に立体的なエンボス加工を施すことで、蒸れにくさと座り心地を両立。また、撥水仕様とすることで、アウトドア好きや小さな子どもがいるユーザーにも配慮。汚れても掃除しやすいことが特徴だ。

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