体脂肪の燃焼をより促進「走る時間帯」重要な理由 「フルマラソンを目指す人」ならこの時間帯が○

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ダイエットのため、フルマラソンを完走するため……、目的に応じた走る時間帯について解説します(写真:gori910/PIXTA)
足を蹴り上げ、腕を大きく振る――。この「走る」というシンプルな動作に隠されている心とのさまざまなつながりを、プロランニングコーチの金哲彦さんがひもとく本連載。今回は「走る時間」についてお伝えします。

「効果的に走るにはどの時間帯がいいのでしょうか?」

こんな質問を市民ランナーからときどき受けることがあります。1週間に1回しか走らない「ジョガー」にとっても、マラソン大会での記録更新を目指してほぼ毎日走っている「レーサー」にとっても、気になるポイントだと思います。

時間帯について簡潔に即答するのは難しいのですが、一般論として回答するなら、「もしダイエットが目的なら、血糖値が低く体脂肪燃焼効果が期待できる“朝食前”がお勧めです」。

あるいは、「1日のなかで最も体温が高くなる“夕方”は、代謝が上がっているので体脂肪燃焼促進にお勧めです」といった回答になります。

この2つの時間帯は、体脂肪燃焼が目的で走る人にとっては効果的です。

ところが「2つのうちどちらがより効果的ですか?」と問われると、正直困ってしまいます。「走り始めてから20分くらいで体脂肪燃焼が始まる」に代表される運動生理学的エビデンスであっても、まだ明確でない部分があるからです。

また、環境差や個体差もあるため、「こちらのほうが効果的ですよ」と明確には答えられないのです。

さらに、「早起きは苦手だし……」「夜なら可能だけど夕方はまだ仕事が終わっていないから無理です」と、“朝食前”も“夕方”も端(はな)から否定せざるをえないランナーもいます(こちらのほうが多いかもしれませんね)。

皆さんが好んで走る時間帯は?

実際、多くの市民ランナーが走るのは、仕事がない週末の土日に限られることが多いと推測できます。そして、週末の時間帯だけ考えてみてもバリエーションはいくつかあります。

読者の皆さんが好んで走る時間帯はどれですか? ちなみに私の好みは、走った後のビールや食事を楽しむため「夕食前の夕方」です(笑)。

1 朝食前
2 午前中
3 昼休み時間
4 昼食後の昼間
5 夕食前の夕方
6 夕食後

視点を変えてみましょう。

ランニングに限らず積極的な運動習慣には、それを実行する人に明確な「理由(WHY)」があると思います(裏返せば、目的もなく、なんとなく走っている人はあまりいないということです)。

つまり、その人が走っている理由(WHY)・目的・目標のためにより効果的な正しい時間帯を考え、できるだけその時間帯に走るようにすればいいのです。たとえば、走る理由が「美味しいビールを飲むため」であれば、必然的に「夕食前の夕方」を選ぶことになります。

そこで、「走る理由」別に効果的なランニングの時間帯と方法を考えてみました。ぜひ参考にしてみてください。

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