副業1年生の確定申告「うっかり大損」頻発4大ミス 「超残念な無知」で、気づけば10万円の損失も!
したがって、「売上を伸ばすつもり」で頑張っていて、「帳簿書類の保存がある」場合には事業所得といえます。
青色申告の申請について、2つめの注意点は、青色申告の申請期限についてです。青色申告は、申請の期限があります。
期限の要件は以下の2つです。
特に「その年の3月15日まで」という要件には注意が必要です。
ある年(X1年)の申告(X2年3月15日が確定申告の申告期限)について、青色申告で行おうとした場合、「X2年」ではなく「X1年」の3月15日が申請期限となります。
つまり、X1年の夏ごろに、「売上が伸びてきたから青色申告にしよう」と思っても、もう間に合わないのです。
年初は月に5000円くらいの売上だったけれども、夏ごろには月10万円以上の売上になる、というケースもありますので、とにかく先に青色申告の申請だけしておく、というスタンスは大切です。
帳簿の目的は「売上と経費の見える化」
確定申告にあたり、避けては通れない「帳簿」にも罠が潜んでいます。「月ごと、あるいは年間の売上や経費がわかる」というゴールを知ってさえいれば、あまり恐れることはないのですが、多くの方が罠にはまって失敗してしまいます。
確定申告を意識すると、突然簿記の勉強をはじめる方がいらっしゃいます。もちろん、「副業といえども事業なのだから、会計について知っておかなくては」という考え方自体は大切です。しかし、いきなり簿記の勉強をする必要はありません。
確定申告というと、簿記の知識がないと痛い目を見る、というイメージがあるかもしれません。じつはまったくそんなことはなく、売上と経費の集計さえ自分でできれば大丈夫なのです。
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