「卒業式に行きたくない子」は一体どうするべきか 経験者80人に聞いてわかった満足・不満足
「卒業式には出ますか?」「卒業アルバムの写真はどうしますか」といった学校からの確認連絡を受け、どうしたものかと頭を悩ませている親御さんも多いのではないだろうか。そもそも、不登校経験者は卒業式に出席したのか、欠席したのか。出席・欠席したことをふり返って、今どう思っているのか。不登校経験者80人に行なったアンケート結果から見えてきた、わが子の卒業式を控えた親が大切にすべきこととは。
冬休みが明けました。小学6年生や中学3年生のお子さんを持つ親御さんのもとには「卒業式に出るか否か」「卒業アルバムの写真はどうするか」など、学校からの連絡が来ている場合もあるかと思います。不登校と卒業式をめぐり、親が大事にすべきことが1つあります。
それは子どもの「自己決定」です。「最後ですから」という担任の言葉に親の気持ちが揺らいだという話も聞きますが、卒業式で卒業証書をもらう子どもの姿を見て「ひと区切りついた」と安心するのは大人です。
卒業式に出る・出ない、卒業アルバムをもらう・もらわないについては、子ども自身で決めることが何よりも重要です。その理由について、本紙で以前、不登校経験者80人に実施したアンケート結果から考えます。
80人の本音は
不登校経験者80人を対象に行なった卒業式に関するアンケート結果を見ると、「出席した」と答えたのは62%、「欠席した」と答えたのは38%でした。
興味深いのは「卒業式に出席(または欠席)してよかったか?」という質問に寄せられた回答です。
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