採用試験で「学歴や資格より重要」なポイント2つ スタートアップ企業が求める人材とは何か?

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スタートアップでエンジニアとして仕事をするためには、一定の技術力があるだけでは不十分です(写真:kou/PIXTA)
転職が当たり前になった今、「大きな組織の中で、歯車になったような気がする」「将来会社に頼らず、働くためのスキルがなくて不安」といった悩みを持つ悩む20〜30代は少なくありません。現在の仕事にモヤモヤしながらも、どうすればいいかわからない人が増えているのです。
Webサービスの開発支援などを行う会社の代表を務める菊本久寿氏は、25歳までフリーターで、キャリアに関していろいろと迷走してきた人物。そんな菊本氏が現在の職場やキャリアに悩んでいる方々に向けて、自由で楽しく働けるキャリアを提案する書籍『「エンジニア×スタートアップ」こそ、最高のキャリアである』(クロスメディア・パブリッシング)を出版しました。記事では、本書から一部抜粋し再構成のうえ、菊本氏のユニークなキャリアをお伝えします。

エンジニアになるためには、例えば○○の言語スキル、○○の構築能力など、技術レベルだけをクリアしておけばよい、と思っている人が少なくありません。実は、Web業界、とくにスタートアップでエンジニアとして仕事をするためには、一定の技術力があるだけでは不十分なのです。

求められるのは、「どんな課題があって、それを解決するためにどの技術を使うのか」を設計する能力です。依頼された仕様を満たすものを作ればいいわけではなく、Web業界では、顧客も含めたサービス全体にも気を配る必要があるのです。

スタートアップに求められるのは?

また、スタートアップの採用で重要なこととして「カルチャーフィット」があります。

スタートアップは自社のサービスを伸ばすことが最優先になるので、サービスや会社が向かっている方向に、社員も進まないといけません。そのため、採用においても会社や現在の従業員との相性がとても重要視されています。

相性が合うかどうかは、会社のカルチャーを見ればわかると思います。

このカルチャーを知るためには、会社の「バリュー」を調べてみるといいでしょう。会社におけるバリューとはメンバーの価値基準です。私たちが運営しているWebエンジニア養成スクールRUNTEQにも自分たちのバリューを集約した「RUNTEQ CREDO」があります。

1 Be Open
価値観をアップデートし、素直な気持ちを持ちつづけよう。固定観念は捨てて、全ての事柄・意見を柔軟に受け入れよう。
2 Move Fast
誰よりもスピーディーに動き、大胆なチャレンジをくり返そう。行動こそが何にも変えられない糧になる。失敗は恐れずに前に進もう。
3 Give First
常にギブファーストの精神を持ちつづけよう。誰かの為に動くことができたなら、それは必ず自分の資産につながる。
4 Geek Out
知的好奇心を高めて、学ぶことに夢中になろう。プログラミングの世界やカルチャーを知って、エンジニアを楽しもう。
5 Take Ownership
目の前のことを“こなす”だけではなく、アクションを“仕掛けている”か? 物事を自分ゴト化し、自主性を持って取り組もう。
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