実はこのバリューは、私が多くのスタートアップを研究して、共通している項目をまとめたものです。多少の違いはありますが、スタートアップ全般でこのようなバリューが求められています。逆に言うと、この5つの行動ができる人であれば、多くのスタートアップで喜ばれるでしょう。
採用試験で一番大事なことは、やはり先程もお話ししたようにカルチャーフィットです。
自分が会社のカルチャーにフィットしていること、そしてエンジニアとして働ける最低限の自走力と技術力を持っていることを伝えることが最も大事です。バリューが実現できるうえで、会社のサービスや製品に対して情熱があることが求められます。
先ほどのバリューを見てもらうとわかりますが、「自分だけがよければいい」という人は本当に嫌がられます。
また、「時間も自由です、場所も自由です」と、勤務環境をアピールしている企業が多いですが、それが目的で来る人はスタートアップでは落とされることに注意しましょう。
というのも、スタートアップでは自由なことは当たり前。採用する側としては、サービスへの思い入れや「社会をどう変えていきたいのか」という想いを語って欲しいと思っているのです。
応募書類にはどう書けばいい?
では、面接前の応募書類は、どのように書けばいいのでしょうか。
普通の会社だったら、学歴や資格が重要になるのかもしれません。しかし、スタートアップの場合はそうではありません。学歴なんて見もしないし、資格を並べても全然印象に残りません。とくに未経験のエンジニアであれば、大体の技術レベルに差はありません。書類で技術や資格の名前を長々と書いても、あまりアピールにはならないのです。
それより大事なのはストーリーです。
・なぜエンジニアとして働きたいのか
といった話す内容をしっかり見直すことが必要です。
その会社を選んだ理由を、自分の人生とリンクさせることが大事になります。つまり、「私は今までこんなことをしてきました。次はこういうことを達成したいです。だから御社を志望しています」という物語を作ることです。
スタートアップでは熱量の高い人が好まれるので、想いが伝わるように自分の言葉で書かれているといいですね。
なぜ、ストーリーを重視するかというと、志望動機が弱いとエンジニアになってもすぐやめてしまうと思われるからです。とくにミッションやバリューを重視するスタートアップでは、個人にもストーリーが求められるわけです。
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