テリー伊藤は、ここまで徹底している!

「批判される男」に学ぶ4つの仕事術

日本テレビ『スッキリ!!』を卒業するテリー伊藤さん

お笑い芸人に東大生の血液を輸血し、IQ(知能指数)が上がるかを実験した。スキンヘッドの2輪車ライダーにヘルメットをペインティングして交番の前を通過させ、怒られないかを試した。寝ている芸人をバズーカ砲で叩き起こしたり、ヘビーメタルバンドの演奏を目覚まし時計代わりにしたり、故・忌野清志郎さんにブルドーザーで家を破壊させたり――。

テリー伊藤。この人の功績は、「通常ならば愚行でしかない行為を、テレビの中ならば喜劇になると発見したこと」だろう。「ヤラセ」という言葉を「お約束」という言葉に鮮やかに転換させ、テレビバラエティを私たちが今、見ているそれに形作った。

日本テレビ放送網の朝の人気情報番組「スッキリ!!」(8時~10時25分)。テリーさんは2006年の番組スタート時から務めてきたレギュラーコメンテーターを、きょう3月27日(金)に卒業する。

歯に衣を着せないコメントが、ときにインターネット上では拒絶や批判の対象となったり、罵詈雑言を浴びたりする。そんなテリーさんだが、実はビジネスパーソンが見習うべき点は少なくない。

早々に楽屋入りをしてあちこちを走り回る姿

「おー。よろしくね~」

1年ほど前。東京・汐留の日本テレビ。なぜだか異常に緊張していた筆者は、求められた1時間前に楽屋にいた。テリーさんの楽屋に恐る恐るあいさつしにいった筆者は肩透かしをくらった。テリーさんはもう楽屋にはおらず、セットを確認したり、そしてスタッフと番組について侃々諤々の打ち合わせをしたりするために、すでにあちこちを走り回っていた。何とか見つけて手短な自己紹介をすると、一言だけ返してふたたび早足で消え去った。

スタジオに早めに入った筆者は、テリーさんをつかまえて、著作を高校生時代から読んでいることと、それぞれの感想を一気に話し出した。「そうかあ。ありがとね」。1回だけの出演と思っていた筆者は、縁あって、そこから1年間にわたってテリーさんと「スッキリ!」をご一緒することになった。

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