仏政府が後援「食のランキング」のスゴい仕組み アルゴリズムに基づき1000軒をランキング化
フォールさんは「国によって食に対する力の入れ方がまったく異なるので、一般的にプロモーションに予算をかけている国が有利になります。しかし、ラ・リストはアルゴリズムをもとにしているので、食に力をかけ、予算をつけている国であろうとなかろうと、まったく影響されません」と語る。今後はアルゴリズム算出方式のアップデートや、カバー店舗数の拡大を目指している。
アルゴリズムに基づいたランキングの課題
一方でこうしたラ・リストのようなアルゴリズムに基づいたランキングは、客観性を追求しながらも課題はある。
たとえば日本国内では、チェーン店が不利になるようなアルゴリズムの変更をし、ランキングが不当に下げられたとし、焼肉チェーンが食べログを運営する「カカクコム」に対して訴訟を起こした。ランキングの上下は、来店客の人数も左右する。お店側にとっては死活問題だ。
アルゴリズムの精緻さはもちろんのこと、ランキングの不当な操作など、企業側のモラルも問われる。
日本を含め、世界中でアルゴリズムによる評価・ランキングが今後どう展開されるのか。飲食業界は行く末を注視している。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら